2007年 01月 13日
美濃焼のうつわ |
おはようございます。
埼玉のA.Uさま、美濃焼、蔵珍窯の『乾山絵替り小皿』をお買上げいただきましてありがとうございます!
このお皿は、一枚一枚乾山の絵を筆を用いて描き、釉薬をかけて仕上げています。小さいお皿ですが、大変手のかかる作業で、蔵珍窯の熟達した職人さんにより仕上げられた逸品です。
使い方は、HPにも記していますが、洗ったあとはよく乾かして仕まい、レンジは変色するのを防ぐためにも一応避けていただく・・後は特に神経を使うこともなく、毎日の食卓で、この小皿が活躍いたしますよう、お祈りしています♪
美濃焼のこと、そして、ご購入の器の窯元『蔵珍窯』に関してもHPで触れておりませんでしたので、この機会にご紹介したいと思います。ご参考になれば幸いです。
料理を入れるうつわのことも、これから少しづつでもお話していけたら・・とおもいます。
美濃焼のなまえをご存知の方は多くらっしゃるとおもいます。ではその美濃焼の特徴とはどんなものでしょうか。他の器とのちがいなど少し記しておきます。
所在地はー
岐阜県の多治見市、土岐市、可児市などで作られています。
桃山時代に茶の湯の流行を背景に生まれました。
従来の唐もの(中国のやきもの)の、模倣から離れ、開発した釉薬(ゆうやく)
で、まったく新しいやきものが作られました。(想像すると、とてもロマンチック
ですね~♪)
美濃焼で一番はじめに作られた、黄色の釉薬(ゆうやく)が美しい黄瀬戸(KISETO)、
それから、淡雪のようにやわらかな肌合い、たっぷりと長石釉が掛けられた、
日本で最初の白い陶器、志野(SINO)。漆黒の茶碗の瀬土黒(SETOKURO )。
そして、鮮やかな緑色と鉄絵による斬新なデザインの織部(ORIBE)などがあります。
その中でも、織部焼きは、大名茶人の古田織部の美学が息づいた、大胆で、斬新な意匠(DESIGN)で知られています。
《ミニうんちく》 古田織部 (FURUTA-ORIBE)という人。
★ 豊臣秀吉、徳川家康に仕えた武将で、千利休門下の茶人です。
徳川秀忠の茶の湯指南を務めましたが、豊臣方に内通の嫌疑を受け、
自刃しました。
★茶風は華やかで、創意にあふれ、ゆがみに美を求めた、大胆な
デフォルメ、自由奔放な紋様など、特異な美意識に貫かれています。
*ワンポイント* 織部の器を使うときは、その美しい緑色を、何点か食卓のアクセントとして使うと、とてもインパクトのある、引き締まった食卓を演出することができるとおもいます。
それから、蔵珍窯(窯元)をご紹介したいとおもいます。
蔵珍窯(ぞうほうがま)、所在地は岐阜県多治見市、太平町。岐阜県の神社庁御用達窯に指定されています。
江戸後期の立派な長屋門を構え、入り口からその伝統と威厳を思わせる、素敵な佇まいです。
蔵珍窯を主宰する、小泉蔵珍(こいずみぞうほう)。320年(江戸時代より)続く神官の12代目として、昭和16年に生まれました。
陶芸を志して名門、加藤幸兵衛(こうべえ)窯にて修行ののち、昭和45年に独立開窯。
蔵珍窯の特徴でもある千日摺り(せんにちずり)の『赤』を中心に、染付(そめつけ)、金蘭手(きんらんで)、織部(おりべ)、黄瀬戸(きせと)、乾山(けんざん)。
青釉(あおゆう)など、多技多彩にわたる作陶が特徴です。
蔵珍窯では、熟練された20名あまりの職人さんたちによって制作されています。
器は、常時300種を数え、伝統を踏まえて現代にアレンジした作風は料理を生かし、食卓を愉しむ器として、料理人、道場六三郎氏などを筆頭に、多くの方々に支持されています。
器のネットショップ『ラ・ターブルドート』
埼玉のA.Uさま、美濃焼、蔵珍窯の『乾山絵替り小皿』をお買上げいただきましてありがとうございます!
このお皿は、一枚一枚乾山の絵を筆を用いて描き、釉薬をかけて仕上げています。小さいお皿ですが、大変手のかかる作業で、蔵珍窯の熟達した職人さんにより仕上げられた逸品です。
使い方は、HPにも記していますが、洗ったあとはよく乾かして仕まい、レンジは変色するのを防ぐためにも一応避けていただく・・後は特に神経を使うこともなく、毎日の食卓で、この小皿が活躍いたしますよう、お祈りしています♪
美濃焼のこと、そして、ご購入の器の窯元『蔵珍窯』に関してもHPで触れておりませんでしたので、この機会にご紹介したいと思います。ご参考になれば幸いです。
料理を入れるうつわのことも、これから少しづつでもお話していけたら・・とおもいます。
美濃焼のなまえをご存知の方は多くらっしゃるとおもいます。ではその美濃焼の特徴とはどんなものでしょうか。他の器とのちがいなど少し記しておきます。
所在地はー
岐阜県の多治見市、土岐市、可児市などで作られています。
桃山時代に茶の湯の流行を背景に生まれました。
従来の唐もの(中国のやきもの)の、模倣から離れ、開発した釉薬(ゆうやく)
で、まったく新しいやきものが作られました。(想像すると、とてもロマンチック
ですね~♪)
美濃焼で一番はじめに作られた、黄色の釉薬(ゆうやく)が美しい黄瀬戸(KISETO)、
それから、淡雪のようにやわらかな肌合い、たっぷりと長石釉が掛けられた、
日本で最初の白い陶器、志野(SINO)。漆黒の茶碗の瀬土黒(SETOKURO )。
そして、鮮やかな緑色と鉄絵による斬新なデザインの織部(ORIBE)などがあります。
その中でも、織部焼きは、大名茶人の古田織部の美学が息づいた、大胆で、斬新な意匠(DESIGN)で知られています。
《ミニうんちく》 古田織部 (FURUTA-ORIBE)という人。
★ 豊臣秀吉、徳川家康に仕えた武将で、千利休門下の茶人です。
徳川秀忠の茶の湯指南を務めましたが、豊臣方に内通の嫌疑を受け、
自刃しました。
★茶風は華やかで、創意にあふれ、ゆがみに美を求めた、大胆な
デフォルメ、自由奔放な紋様など、特異な美意識に貫かれています。
*ワンポイント* 織部の器を使うときは、その美しい緑色を、何点か食卓のアクセントとして使うと、とてもインパクトのある、引き締まった食卓を演出することができるとおもいます。
それから、蔵珍窯(窯元)をご紹介したいとおもいます。
蔵珍窯(ぞうほうがま)、所在地は岐阜県多治見市、太平町。岐阜県の神社庁御用達窯に指定されています。
江戸後期の立派な長屋門を構え、入り口からその伝統と威厳を思わせる、素敵な佇まいです。
蔵珍窯を主宰する、小泉蔵珍(こいずみぞうほう)。320年(江戸時代より)続く神官の12代目として、昭和16年に生まれました。
陶芸を志して名門、加藤幸兵衛(こうべえ)窯にて修行ののち、昭和45年に独立開窯。
蔵珍窯の特徴でもある千日摺り(せんにちずり)の『赤』を中心に、染付(そめつけ)、金蘭手(きんらんで)、織部(おりべ)、黄瀬戸(きせと)、乾山(けんざん)。
青釉(あおゆう)など、多技多彩にわたる作陶が特徴です。
蔵珍窯では、熟練された20名あまりの職人さんたちによって制作されています。
器は、常時300種を数え、伝統を踏まえて現代にアレンジした作風は料理を生かし、食卓を愉しむ器として、料理人、道場六三郎氏などを筆頭に、多くの方々に支持されています。
器のネットショップ『ラ・ターブルドート』
by yoko_furumoto
| 2007-01-13 10:34
| 食器小物・ときどきお料理♪